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PTCサーミスタ(Positive Temperature Coefficient Thermistor-正温度係数サーミスタ)は、チタン酸バリウム (BaTiO3)を主成分とし、微量の希土類元素を添加して導電性を持たせたチタン酸バリウム系酸化物半導体の一種です。
BaTiO3はキュリー点という特定の温度で起こる相転移によって、抵抗値が急激に増大する性質を持ち、この特性を活かして、電流制限素子(ヒューズ機能素子)、定温度発熱体、温度センサーとして多方面の分野で使用されています。 |
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特に、
PTC素子に電圧を印加するとジュール熱により自己発熱し、キュリー温度(Tc)を超えると、 その抵抗値は対数的に増大します。すると、電流が減少し電力(W)が抑えられるため発熱温度が低下します。
そして、抵抗値が下がると電流が増加し、再び電力(W)が増すため発熱温度が増加します。 この動作が繰り返されることにより、自己制御機能を持った定温発熱体として働いています。
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PTC発熱体の特徴: |
- 経済的で安全
ヒーターでありながら自己温度制御機能を合わせ持つため、経済的で安全性の高い発熱体です。
- 電源変動に強い
印加電圧が変動しても自らの抵抗値を調整し電力を安定させますので加熱する心配がなく安全です。
- 昇温が早い
低温での突入電流により素早く温度上昇します。
- ノイズなく長寿命
無接点動作のため、ノイズの発生がなく長寿命です。
- 発熱温度を任意に選定できる
キュリー温度は、220℃付近まで用途に合わせて任意に選定可能です。
機器に合わせた設計が可能
PTC素子の形状、特性が広範囲な中から選択でき、取付けも用途に合わせて対応できます。
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これらの特徴を活かして、一般家庭でのセラミックファンヒーターから、事務機器、工業用設備のヒーター、それに、極寒環境の誤作動を防げるため、ICチップに貼り付ける局部加熱、PCB、制御ボックスの加熱…など、家から最先端分野まで運用例が見えます。 |
PTC素子の形状、規格 |
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